講談社 新刊

「英単語の語源図鑑」著者の清水建二です。昨日は、来年に講談社から出版が決まっている本の打ち合わせに文京区音羽の本社に行ってきました。講談社は地下鉄有楽町線の護国寺駅から直通で受付まで行くことができます。地下鉄の通路とビルの連絡口には警備員の方が立っています。そこからエスカレータに乗って、受付へ。受付で入館証明のバッジをもらい、エレベーターに乗ることになりますが、そこにも警備員の方が一人立っています。これほど警備が厳重な出版社は私の知る限りないでしょう。おそらく、30年以上前のビートたけしさんによる「フライデー襲撃事件」と関連があるのでは、と勝手に思っています。もっとも、その当時のビルの面影は今では全くなく、とても近代的なものになっていますが。

打ち合わせの場所は3階の社員用のカフェ・レストランみたいなところで。ここに来るのは3回目です。1回目は今から約7年前のこと。この時は私から持ち掛けた企画の打ち合わせでしたが、結局、実現には至らずに。2回目はそれから7年後の2か月前、今回の企画のための打ち合わせです。今回は講談社さんからの出版依頼によるものでした。その依頼内容は、すでに絶版になった拙著の復刻版でした。復刻版ならば、それほど手間はかからないし、憧れの講談社からの出版が叶うので、二つ返事で了承しました!

しかし、編集作業が進む中で、より良い本にしたいという編集の方からの要望があり、再度の打ち合わせの必要が出てきたため、3回目の打ち合わせということになりました。よくよく考えれば、15年前に出版した本の内容には、もう時代遅れと思われるような表現がたくさん含まれていたようです。ということで、出版の時期を2ヶ月先に延ばして、来年の5月にすることに決定。本の具体的な内容については後ほどお話をしたいと思っています。

本の打ち合わせにかかった時間は約1時間でしたが、編集の方が雑談で触れたときのマイルの話にとても興味を持っていただいたようで、その後1時間ほど、今回のイギリス旅行で乗ったファーストクラスの写真を見ながら、出版の打ち合わせ以上に話が盛り上がりました。彼女も、陸マイラーになって必ず近いうちにファーストクラスに乗るそうです。