理系英単語の語源図鑑

「英単語の語源図鑑」著者の清水建二です。英単語の語源図鑑はおかげさまで、シリーズ90万部に達していますが、前々から理系の単語に特化した語源の本を数冊書いていました。今回、「英単語の語源図鑑」の形式を踏襲する形で、かんき出版ではなく別の出版社から「理系の語源図鑑」のようなものを出すことになりました。タイトルは「語源とイラストで覚える理系英単語BOOK」(ベレ出版)です。本当はタイトルに「語源図鑑」という言葉を使いたかったのですが、ベレ出版の「他の出版社の真似をせず、常にオリジナルなものを創造する」という社のモットーがあるようで、個人的にはちょっと残念な思いをしています。

この本は同出版社から2014年に出した「語源で増やすサイエンス英単語」を基に大幅に改定し、全ての見出し語にイラストをつけ、全く別の本に生まれ変わったものです。「サイエンス英単語」は地味ではありましたが、アマゾンのレビューでも高評価を受けていたので、このまま終わらせたくないという思いを強く持っていました。そこでこの度、一念発起して、語源図鑑でイラストを描いていただいたすずきひろしさんにお願いし、実現することになりました。

理系の英単語と聞くと文系の人たちは「私には関係ない」と思われるかもしれませんが、日常会話でも頻繁に使われる単語がふんだんに盛り込まれています。たとえば、「マイナスイオン」「胃カメラ」「口内炎」「有酸素運動」「糖質」などの単語をご存知でしょうか?正解は、anion / gastroscope / stomatitis / aerobics / glycogenです。

このように理系の英単語と言っても理系を専門に勉強している人だけでなく日常会話で頻繁に使われる単語も、意外と知らないことがわかります。これらの英単語を語源の解説と共にイラストで楽しく覚えられる超画期的な単語集です。みなさんも、是非、手に取ってみてください。今月の26日に発売予定で、現在アマゾンで予約を受け付け中です。