いちばんやさしい英語のやり直しブック(成美堂出版)

「英単語の語源図鑑」著者の清水建二です。今年1冊目の本の見本が本日到着しました。タイトルは「いちばんやさしい英語のやり直しブック」(成美堂出版)です。自分自身としては初のAB版でかなり大きめの本です。この本は2012年に成美堂出版から文庫で出した「1日5分で英語の基本が身につく本」と、同じく、新書版に代えて出した「カラー版、 1日5分で英語の基本が身につく本」 をさらに大幅に改稿し、改題、再編集したものです。このような形での出版も自身初めての経験になります。最初の2冊はそれぞれ数回重版がかかったのですが、思ったほどの勢いがなく、しばらく前に絶版になったものでした。

ところが、一昨年に大ヒットした「英単語の語源図鑑」のお陰で私の知名度もグンとアップし、以来、出す本が次々とベストセラーになったこともあり、再度、編集の方からの依頼を受けて、今回の出版となりました。内容的には、もうこれ以上やさしい本は書けない、というコンセプトで余分な説明は一切せずに、中学英語の重要エッセンスのみを取り上げました。こんな感じに仕上がりました。

御覧の通り、冠詞や名詞の使い方から手とり足とりという感じで進めて行きます。以下に、本書の「はじめに」の部分を紹介します。

「英語のやり直し」というタイトルを見て本書を手に取られたのは、長期間英語から離れていた方が、何らかの理由でもう一度勉強したいと思ったからでしょうか。それとも、思うように上達せず、新たな気持ちと方法で取り組みたいと考えたからでしょうか。

いずれにしても、せっかく英語をやり直す以上、最良の教材で学んでいただければとの思いで作ったのがこの本です。「久しぶり」の方々にとっては、以前とは違った視点も取り入れながら頭の中を整理することができ、「再挑戦」の方々にとっては、多くの人がつまずくポイントを確実に乗り越えられるような本を目ざしました。

英語学習にも実用性や即効性が求められ、文法などの基礎はともすれば軽視されがちな昨今ですから、こういった本で初歩の初歩から英語を学び直すのがもどかしいと感じる人もいることでしょう。「聞き流すだけでOK」など、英語がすぐ使えるようになることを謳った教材もたくさん出ています。

たしかに語学には「習うより慣れよ」の一面があり、そうした学び方を否定するわけではありません。ただ、一方で、英語を使って何をしたいかにかかわらず文法の知識が必要なことは間違いなく、目標が外国人と話すことであれ、英文メールのやり取りであれ、海外サイトの閲覧であれ、字幕なしの洋画鑑賞であれ、コツコツと基礎を固めておくことが結局はそこに到達するための近道です。

本書を最後まで読めば、中学3年間で学ぶおもな英文法をひととおり理解することができます。誰にとっても読みやすく、わかりやすい内容にすることを心がけましたが、特に私がこだわったのが解説の順番で、疑問点を残さず1歩ずつ前に進んでいけるように工夫しました。細かいことだからとついつい後回しにしがちな名詞の種類や使い方、複数形の「s」の発音などから本書がスタートしているのはそのためです。たくさんの小さな?(ハテナ)を頭の中に残したまま複雑な構文を学んでも、消化不良に陥るだけだからです。

中を開いてみて、これなら読めそうと思った方は、リビング、キッチン、電車の中などどこでもかまいませんのでぜひ続けてみてください。中学英語の知識を身につければ日常英会話はできるようになりますし、さらにその先には広大な英語の世界が開けてきます。本書との出会いが、英語をやり直すいいきっかけになれば幸いです。